建売で一戸建てを購入するデメリットと注意点をまとめました

一戸建て購入は多くの人にとって、人生で最も大きな買い物であり、夢の実現です。住宅ローンを組むのが一般的で、数千万円という高い買い物を絶対に失敗したくありませんし、賃貸住宅のように簡単に引っ越しや住み替えもできなくなります。

建売住宅を検討しているならデメリットも知っておく必要があります。どんな購入方法でも必ずデメリットとなる部分はあるので、それをきちんと把握しカバーできる知識や方法を準備しておくことが、失敗しないためのコツです。

建売住宅とは?

一戸建ての購入方法には大きく建売住宅と注文住宅があります。このうち建売住宅は、土地付きの一戸建て住宅で、完成した状態で販売されます。注文住宅で購入する場合のように、自分の好みや要望を取り入れることはできませんが、広く一般に受け入れられやすい外観や間取り、内装で建てられているので、強いこだわりが無い人には悩みすぎずに一戸建てが購入できるのでおすすめの方法です。

また完成した状態で購入するので、事前に外観も内装も確認した上で選ぶことができ、入居後の家具、家電製品の搬入や生活動線を十分にイメージしてから新生活を始められます。

建売住宅は、販売会社がある程度の広さの土地を購入し、その土地を何分割かに分けて住宅を建てていきます。個人では手の出ないような広すぎる土地や立地の良い場所に住宅ができることも多く、交通アクセスや生活環境の良い場所に一戸建てを購入できることもあります。

数棟から多いところでは数百棟を超える大型の住宅地が開発されることもあり、外観も同じテイストで統一されます。その住宅地のアイコンとなるような木や植栽でひとつの街並みが作られ、「○○ヶ丘」や「○○台」のように、その住宅地の雰囲気をより印象付ける名前が付けられる場合もあります。

また同時期に一斉に入居が始まるため、近隣とのコミュニケーションも取りやすく、年齢層や年収、家族構成などが似た属性の人が多くなるため、子育て世帯や若い世代も住みやすく、親密度の高いコミュニティ作りができるのも魅力です。

建売住宅のデメリットは?

建売で一戸建てを購入するのにはデメリットもあります。メリットと表裏一体の面も多いため、自分にとってデメリットと感じる部分はそれをカバーできる方法を考えると良いでしょう。

建売での購入を検討する人は、欠陥住宅をはじめ建物そのものの品質を不安視する人が多いでしょう。注文住宅と違い、購入者の希望が反映されることはなく、購入者が建築中の現場を見にくることも無いため、施工会社の手抜きが起こりやすい環境であることは事実です。

また間取りはもちろん外壁の色や建材、住宅設備の指定は一切できないため、叶えたいイメージや間取りがある場合は、理想に近い住宅を探すことは難しくなります。さらにある程度の棟数がある住宅地では、他の家とテイストや外観の雰囲気がかぶるため、庭作りやエクステリア等でしかオリジナリティや個性を出せません。

一戸建ては購入して終わりではなく、長く住む上では外壁や屋根の補修など以外にも、日常生活を送る上でのメンテナンスやお手入れも継続的にしていかなくてはなりません。住宅設備は使いやすさやメンテナンス、掃除のしやすさも重要なポイントですが、水回りを始めとした住宅設備も自分で選ぶことはできず、グレードアップやグレードダウンもできません。高性能な機能やスペックを備えた設備を希望する場合にはデメリットとなるかもしれません。

設備の追加や増改築など将来も考慮しよう

建売住宅は物件が完成した状態で購入することができます。そのため入居前に室内を予め確認し、間取りはもちろんクロスや設備、日当たり、内装や部屋の雰囲気など詳細までチェックすることができます。

イメージ違いのリスクを避けられる点はメリットですが、自分の希望する設備がついていなかった場合の追加費用が高額になりがちです。同じテイスト、仕様の住宅をたくさん建てることでスケールメリットを活かした価格設定をしている建売住宅の場合、個別での設備発注は高額になる場合があります。

1階部分だけでも防犯シャッタ-や雨戸が欲しい場合や、カーポート、塀、床暖房など、自分が希望する設備がついているかどうかを購入時に確認しておくと良いでしょう。

完成後に追加工事をしようとするとフローリングなど、完成した内装を剥がしたり、足場を組み直したりする必要があり、完成前に工事を行う場合と比べると費用も手間もかかります。

外構工事や庭部分の整備状況についても確認が必要です。いずれ工事をすれば良いと思っていても入居後にすぐ必要になる場合もあるので、事前のチェック時にきちんと確認しましょう。

また、いずれ増築や改築の可能性があるかどうかも検討しましょう。購入時には想定できなかった、家族構成の変化や両親の介護なども意外と起こり得ることです。何年か住んでみて、どうしても使い勝手が悪いと感じる部分が出ることもあるでしょう。

建売住宅は2×4という木造枠組壁工法で建てられていることがほとんどです。決められた規格サイズの角材と合板を組み合わせて作った面を利用するため、大量生産が可能でコストダウンが可能です。さらに技術的にも難易度が高くないこともあり、工期を短縮できるというメリットもある一方で、面を組み合わせて作った住宅は、後から増築や改築に制限があるというデメリットがあります。

増築や改築、間取りの変更やバリアフリーなど、様々な変更に対応しにくいという点も考慮しておきましょう。

購入前に信頼できる販売会社かを見極めよう

建売住宅は完成物件を見学してから購入できますが、事前に施工内容をチェックできないというデメリットもあります。クチコミなどを見て、販売会社の対応を確認しておくとともに、アウターフォローやや保証の範囲調べましょう。

入居を開始したあとに出てくる不具合についても、どこまでが保証の範囲なのかを知っておくと良いでしょう。そのためにはクチコミや、一戸建てに入居を開始している友人から直接話を聞くなど、実際に起こり得る不具合のケースを聞いておくのもひとつの方法です。

また入居後10年間の保証期間が設けられていることが一般的ですが、全てのケースが対象ではありません。構造上の一部の不具合のみが対象となっていることが多く、よく起こるような水回りの不具合や屋根材の劣化による不具合は対象外となるのが普通です。

保証内容以外にも、万一の不具合に備え、対応可能な業者の紹介や仲介など、充実した対応力のある販売業者を選ぶようにしましょう。

まとめ

住宅購入に際し、建売住宅に決めている人もどう購入すれば良いか迷っている人も、主にデメリットを理解しておくことで対処すべきことが分かります。

特に品質や外観、間取りなどの面でのデメリットが出やすいため、その内容をきちんと把握し、自分にとって本当にデメリットかどうかも知る必要があrます。

さらに、たとえ注文住宅で自分の好みや希望を反映した住宅を建てたとしても、必ずどこかに不満要素は潜んでいるものです。デメリットや不満となりそうな点を知り、カバーするための工夫やアイディアを練る方が、自分の家に愛着を持つことができます。