実録!一戸建てバルコニーにおけるトラブル事件簿

一戸建ての家を建てたら、外装や内装はもちろんのこと、バルコニーにもこだわりたいですよね。広めのウッドデッキにパラソルとイスを置いて、休日などのブランチをとりたいとか、屋根をつけて雨でも洗濯物を干せるスペースにしたいとか、子供の砂遊びができる場所を作りたいとか色々あります。しかし理想のバルコニーを設置しても思わぬごトラブルに巻き込まれることがあります。そんなトラブルを集めてみました。

理想のルーフバルコニーでトホホ談

ルーフバルコニーは、階下の屋根の部分を利用して作られるので、普通のベランダよりも広さがとれるのがメリットです。また、建物から飛び出していないので、下の部分が日陰になることもありません。外観もスマートでおしゃれなので、現在人気が高いバルコニーのタイプです。

しかし、このルーフバルコニーは気をつけなければならない点があります。それは、雨や風にさらされやすいので、床を防水加工を充分に行わなければならないという点です。万が一浸水してしまうと、その下が部屋になっているので、下の部屋が雨漏りしやすくなるのです。また、定期的にメンテナンスをしなければなりません。

防水加工は、値段が高いので、ベランダを作るのよりも費用が高くなります。全体的に鉄骨造りの家ならばルーフバルコニーはおすすめしたいところです。しかし、実際にルーフバルコニーを作ったという人の中には、このような声があがっています。

最初は、楽しくて、イスを置いて夏はそこで夕食をとったり、食後にのんびりするスペースにしたりしてましたが、冬は寒くて、外に出る気にもなれず、今ではほとんど使っていません。

ホームセンターで人工の芝を購入して床に敷いて、お手製のドックランにしていましたが、気候のいい時期ならともかく、冬はまったく使いませんし、雨風にさらされて、人工芝も汚れて掃除が大変なので、ほとんどバルコニーに出ることはなくなりました。今ではその分部屋のスペースを広くすれば良かったと後悔しています。

洗濯物を干すスペースと家庭菜園のスペースを作ったら、野菜目当てにカラスや鳥が集まってきて、土は掘り返されるし、洗濯物は汚されるしで、外に洗濯物を干せなくなりました。

天気の良い日は、広々としていて、開放感もあり、圧迫感がないのでとても使い勝手が良いですが、晴れた日ばかりではありません。雨の日や、風が強い日もあります。極端に暑い日もあれば、極寒の日もあります。そういった悪天候の時に、工夫ができるルーフバルコニーであれば、一年を通して快適に過ごせるバルコニーライフを過ごすことができるでしょう。

ベランダでご近所トラブル勃発

一戸建て住宅においても集合住宅においても、ベランダで起きるトラブルの一番多い原因は、喫煙による煙の匂いなどのトラブルです。賃貸マンションなどでは、部屋が禁煙という部屋が増えてきました。また、分譲マンションや一戸建てでも、小さいお子さんがいるので家の中は禁煙というお宅も増えています。

集合住宅においてはベランダでの喫煙は禁止事項になっているマンションが増えています。しかし、一戸建ては、自分で所有しているので、ベランダでの喫煙禁止ということはありません。

しかし、密集した住宅地の場合、ベランダでタバコを吸っていると、その煙が隣家の窓に入るということも有り得ます。窓を閉め切っている冬の間ならばよいですが、夏の風が通るような日に夜に窓を開けているとタバコの煙が入ってきた、匂いがきつい、小さい子どもがいるのでやめて欲しいという声をよく耳にします。

集合住宅の場合、隣家のベランダでタバコを吸っている人がいると管理会社に電話をして、対処してもらうことが出来ますが、一戸建ての場合は、管理会社がないので、それは出来ません。どうしても当事者同士が直接話すことになるので、感情的になり、トラブルになりやすいのです。

賃貸物件の場合は、隣人と合わなければ引っ越すなどの対処の仕方もありますが、自分で購入した家であるならば、なかなか手放すことはできません。かといって、隣人とのトラブルをかかえたまま暮らすのもストレスが溜まります。

できるだけトラブルの種は摘み取っておくに限ります。例えば、ベランダで喫煙せざるを得ないことが分かっているのならば、喫煙スペースだけ、覆いをして、その中で空気清浄機をまわし、周囲に煙や匂いがいかないように工夫をするということが必要です。

一戸建て住宅では、一戸建て住宅ならではのトラブルが起きやすいので、予め家を建てるときに、起こりうるトラブルを想定し、回避させる工夫を設計に取り入れるなどをした方が、後々トラブルが起きなくてよいでしょう。

素敵なバルコニーで爽やかライフ

家造りにおいて、究極の贅沢空間は、屋上バルコニーではないでしょうか。設置に掛かる費用や維持費が掛かりますが、それを手に入れたならば、他には例のない極上のマイホームになります。

屋上バルコニーの良い点は、まず第一に開放感があるということです。周りに高い建物がない場合は、どこからも覗かれる心配はありません。小さなプールを設置することも可能ですし、イスやテーブルを置いて食事をすることも出来ます。周りに民家がなければ、バーベキューをすることも可能です。

雨にさらされるのが心配だという人は、開閉式の屋根をつけることも可能です。電動式の屋根は莫大なコストが掛かりますが、手動式の屋根ならば、それ程コストも掛かりません。心地よい風の吹く日には、バルコニーで過ごすと気持ちが良いです。

都心で、子供の遊び場があまりないような場合も、自宅の屋上ならば、安心して子供を遊ばせることができます。その際、四方を壁で囲むなどして、子供が勝手に乗り越えられない設計にする必要があります。

コンセントを設置すると、照明器具や音響器具を設置することが可能です。夜でも快適に過ごすことが出来ますが、明かりにつられて虫がよってくる場合もありますので、虫除け対策は必要です。

屋上にバルコニーを作るのはコストが掛かるからという方は、部屋に隣接したバルコニーにすることをおすすめします。その際、一つの部屋からだけでなく、複数の部屋から出入りが出来るようにしておくと便利です。また、設置する際に、どのような目的で使用するのかを設計段階から明確にしておけば、作ったけれどほとんど使う機会がない、いらないものを置くスペースになってしまったなどというようなことが起きにくくなります。

またインナーバルコニーにすることによって、晴れた日は日が当たりますし、雨の日でも雨が入ってきにくく、小雨程度でしたら、洗濯物を干すことができます。

バルコニー設置するときには、必ずつけておくとよい機能は、水をはけさせる為の設備です。わずかな傾斜をつけて水を一箇所に集めるようにすれば、バルコニーが水浸しになることも防げます。

まとめ

おしゃれで快適なバルコニーは、一歩間違えると雨漏りの原因になったり、隣人トラブルの元になったりします。いざ設置しても、使わなかったり、頻繁なメンテナンスが必要になったりします。しかしこれらのことは、いずれも設置する前の設計の段階で防ぐことが出来るものです。

バルコニーで何をしたいのか、何ができるのかをはっきりさせて、それにそった設計をすることで設置費用を抑えることが出来ますし、やりたいことを実現させることが出来、バルコニーで快適に過ごすことが出来ます。