売れ残り一戸建て分譲住宅はお買い得なの?

一戸建ての分譲住宅で、見た目もほとんど変わらず、土地の条件も同じ、なのになぜか1軒だけ売れ残り物件があることがあります。明らかに新しい建物で、誰も住んでおらず、尚且つ隣近所は生活している様子が伺える物件があったとき、そこにはなにか原因がある筈です。その売れ残り物件は他の既に売れてしまった物件と何が違うのでしょうか。なぜ売れ残るのでしょうか。売れ残りの謎をあらゆる角度から検証します。

売れ残り分譲物件を購入するときの注意点

広大な分譲建売地で、新築物件が立ち並ぶ中、売り出し中の中古物件がある場合は要注意です。おそらくそれは、転居してきてから数日以内に苦労して手に入れた一戸建てを手放そうとしているのですから。

一戸建て住宅を購入するとき、実際にその土地に足を運ぶかと思いますが、現地を訪れるのが休日だけだったりしませんか。反対に、休日は仕事で平日が休みの人は、平日の昼間だけ現地に行って決めるということもあるかと思います。

しかし、実際に住むのは24時間体制なのです。平日も、休日も朝も昼も夜もそこにいるのです。平日と休日の環境が違うなんてこともありえます。例えば、休日にその地を何度か訪れていて、子供が何人か庭で遊んでいるくらいで静かな場所だと思っていたら、本当は自衛隊の基地が近く、平日の昼間に演習が行われていて、ジェット機の飛行音に悩まされたということもあり得ます。

また、近くに実は工場があって、休日は休みで静かで分からなかったのが、平日の昼間に、工場からもれる機械の稼動音で、外での会話が聞こえないほどだったとか。昼間は静かなのに、夜、国道を走るトラックの音や、暴走バイクのエンジン音やクラクションの音が毎晩うるさいとか、自宅の前が幼稚園の送迎バスの乗り降りの場になっていて、平日の朝と夕方は、幼稚園の送迎バスのエンジン音や園児の声が響いて、平日休みでゆっくり寝ようとしていても朝必ず起こされてしまうなど、実際に住んでみないと分からないトラブルがあることがあります。

そういったことは、不動産会社ですら気付いていないことや、知っていてもマイナスになることはあえて言わないなどで実際に住むまで分からないことが多いです。なので、新築の分譲が売れ残り状態なのに、中古物件が売り出しているときは、要注意です。例えお買い得物件であっても、すぐに飛びつかず、一度、その売主になぜ、買ったばかりの不動産を手放すのかを聞いて、周囲の環境を把握した方が無難です。

売れ残るのには理由がある!賢い分譲住宅の購入の仕方

建売住宅が分譲されるとき、申し込みの早い人が有利です。同時期に売りに出されて、先に申し込んだ人が決まってしまいます。なので、物件選びは、早い方がよいのです。例えば、5軒くらい同じような新築の家が建ち並んでいるとき、その中から1軒を選ぶとしたら、どのような点を重視しているのでしょうか。

場所に関しては、大きな道路から路地に入って、手前がよいとか、一番奥がよいとか、両隣がいた方がよい人、片方が空いていたほうがよいと好みがあると思います。一般的には、端は他の土地よりも広く、広ければ価格が高い傾向にあります。奥まった端は、大きな通りに出るのに距離があるというデメリットと、家の前の道を他の住人がほとんど歩かないというメリットがあります。お庭で犬を飼いたい人などは、この位置を選ぶ傾向にあります。

見た目は、すこしずつ違います。家選びのポイントは、窓がどこを向いているのかにあります。大きな窓があっても、その窓が隣家の窓に面していては、カーテンが開けられません。こちらから隣家が見えますし、隣家からもこちらが見えるからです。なので、このような間取りの家は、普通はありませんが、あったとしたら、売れ残り候補であるといえるでしょう。

内装は好みの問題なので、キッチンの形やクロスの色などそれ程変わりはありません。例えば、売れ残り物件を価格交渉して値下げして購入できた場合、内装が気に入らなければその箇所だけ後々リフォームすることが出来ます。建て替えや全面リフォームともなると新築物件よりも中古物件を探した方が安く済みますが。

売れ残り期間がどれくらいかにもよります。数ヶ月から半年でしたら、まだ新しく越してきた住民同士、それほど仲が良くてそこに入りづらいということもあまりないでしょうが、期間が経つにつれて、住民同士のコミュニティーが出来上がって、新参者はなかなか入り難いということもあるかもしれません。人付き合いが得意で、誰とでもすぐに仲良くなれるような性格の人でしたら、関係ないでしょうが。

残り物には福がある!購入してよかった分譲物件

売れ残り物件には、売れ残る理由があります。しかし、その理由が、大多数の人には当てはまっても、自分には当てはまらない理由だとしたら、その売れ残り物件は、とてつもないお宝物件になります。

一戸建て住宅が売れ残る理由は、周囲の環境もそうですが、他の物件が売れているのならば、その家の内装や間取りにあることが大きいです。一般的に見て、生活しにくい間取りであったり、一般的に見て、受け入れがたい内装であったりする物件です。

しかし、10家族いれば10通り、100家族いれば100通りの好みの間取りや内装があります。一般的に見て、好まれない間取りであったとしても、その99人にとは違う間取りを求めていれば、それはその人の為につくられた間取りとなります。

なので、売れ残った物件イコール使いづらい家というわけではありません。しかも、売出しを始めてからある程度月日が経っている場合、売り出し価格よりも値引きされていることもありますので、周囲の環境は同じで、好みの間取り、それを相場よりも安く購入できたとなれば言うこと無しです。

現地に行けば、売れ残った理由をある程度は推測することが出来ます。その理由が、許容できる範囲のものであれば、問題はないです。許容できる範囲内の売れ残りの理由としては、生活環境や生活リズムが人それぞれ違うので、日中の騒音を気にする人、気にしない人が出てきます。

例えば、夫婦共働きで、平日の日中はほとんど留守にすることが多いのならば、平日の日中に多少の騒音が合ったとしても、生活に影響がでません。反対に専業主婦で平日に家にいることが多かったり、夜勤があって、平日の昼間も家にいる可能性が高かったりするのであれば、日中の騒音は生活に影響が出てしまうのでその物件は身体によくありません。

というように、一般的にNGであっても、それが全ての人がNGとなるわけではありませんので、思わぬ掘り出し物が見付かる可能性はゼロではありません。

まとめ

一戸建ての分譲物件が売れ残るのには必ず理由があります。だからといって売れ残り物件は、誰も買わないから良くない物件だと決め付けてしまわずに、その理由を把握し、その上で判断するのが賢明です。

新築の住宅が建てられてから1年以上経つとその物件は新築ではなくなってしまいます。なので、新築として売りに出されているギリギリの時期がお買い得期間ともいえます。あらゆる情報を手に入れ、お得に新築物件を手に入れましょう。