ペットは家族!ずっと一緒に暮らすための一戸建て住宅

ペットに人間の暮らしを強要することは出来ません。人間が快適な環境、暮らしだと思っていても、実はペットにとっては苦痛を強いられていることもあるのです。かと言って遠い祖先、元は野生だったペットの良環境下で人が快適な生活することは不可能です。大切な家族の一員であるペットも人もどうすれば快適に暮らすことが出来るのか、ペットのためにどんなことができるかを検証してみました。

ペットも人も快適な暮らしができる家とは

広くて目の前を何も遮るもののないリビング、人間にとって快適な空間ですが、実は犬や猫にとっては隠れるところが何もない苦痛な空間なのです。特に猫は独りになる時間が必要で、低い場所よりも高い場所を好みます。なので、リビングの天井の近くに猫が登れるスペースを作るなどした方がよいです。また小型犬は反対に狭くて低い場所を好みます。下駄箱の下や、家具と家具の隙間などが落ち着くスペースなのです。

大型の犬は、一日に必要な運動量が多いです。毎日の散歩で補われていますが、雨や台風などで外に出ることが出来ないときでも、家の中で運動できるスペースがあればこんなに嬉しいことはありません。

外に出たがる猫ならば、猫専用の出入り口をつけてあげると自由に出入りできます。その出入り口は、決して人間の手が入ってきても、鍵まで届かない位置につけなければなりません。万が一届いてしまうと、侵入者が入って来やすくなるからです。また、小型犬の中には、外に出て行って、トラブルに巻き込まれたり、帰って来られなくなったりということもありますので、猫と犬を一緒に飼っている場合は、猫の出入り口に小型犬が近づけないようにする必要もあります。

一戸建て住宅のお庭にペット専用の足洗いスペースを作っておくと、毎日散歩から帰ってきて、そこで足をきれいにすることができるので、お風呂場まで大きな身体を抱えて行かなくてすむので、人間にとっても負担が軽くなります。

悩ましいのはキッチンスペースです。調理中にキッチンに入って来られるのは、人間にとってもペットにとってもよくありません。ペットの毛が舞うので、衛生的によくありませんし、野菜などをカットしていて、床にこぼしたまま気がつかないで、ペットが勝手に食べてしまっては大変です。玉葱や韮、ニンニクなどペットにとって有害となる食べ物はたくさんあります。誰もいないときに、食材のビニールを破って、中身を食べていたということも有り得ない話ではありません。キッチンの入り口にゲートを設けるなどして、ペットがキッチンに入らないようにする工夫が必要です。

ペットの足腰に優しい床

大型犬でも小型犬でも走り回れるスペースがあれば快適です。ですが、床の素材によっては、足や腰に負担をかけてしまうことがあります。特にフローリングは滑りやすいので、小型犬の場合は、走っていて止まる時に滑って腰を痛めるということがあります。普通に歩いているだけでも短足種の小型犬には負担が掛かります。

フローリングの代わりに、塩化ビニルやコルクを使うと、足腰に負担が掛かりません。また、爪がフローリングに当たってカチカチ音がするというようなこともありません。爪で床が傷つくというようなこともありません。塩化ビニルといっても、ビニールシートではなく、見た目はフローリングそっくりというタイプもありますので、昔の塩化ビニルを思い浮かべた方はご安心下さい。クッションフロアという名称でホームセンターなどにも置いています。

また抗菌性にすぐれたものや消臭機能のある塩化ビニルもありますので、リビングはこの床材、ペットが使うスペースはこのシート、というように組み合わせることも出来ます。水などとこぼした時も拭き取るのは簡単です。

どうしてもリビングはフローリングがいいという方は、ペットが利用するスペースだけ、タイルカーペットを敷くという手もあります。タイルカーペットは、汚れても取り替えるのが簡単ですので、汚れた部分だけ張り替えるということも出来ます。またクッションフロアを後で部分的に敷くことも出来ますので、一端はフローリングで建ててしまったけれど、これからペットを飼うから床を負担が掛からない床材にしたいという方にもおすすめです。

クッションフロアも、フローリングの上から貼ることも出来ます。クッションフロアの場合、厚みがあるので、慎重に張らないと自分でやる場合、段差が出来てしまうことがあります。しかしクッションフロアよりも薄いフロアシートを使うと張り替えも簡単です。また塩化ビニルでは対応していない床暖房に対応しているというメリットがあります。

お庭で遊べるペットに嬉しい一戸建てを建てるコツ

テラスからお庭に出て走り回ることが出来たら、愛犬にとって嬉しいことはないですよね。ただ庭で放すというのは危険です。お庭に花壇があったとしたら、好奇心旺盛な犬は、埋まっている球根をほじくり出してしまうかもしれません。球根によっては、犬には毒性のあるものもあるので、自由に花壇に出入りできない作りにしたいものです。人間からしてみれば、せっかくガーデニングできれいな庭を造ったのに、造るたびに愛犬が荒らしまわるという風に感じてしまうかもしれません。お互いにストレスになります。

なので、お庭で遊ばせるスペースと、ガーデニングスペースを完全に分けてしまうほうが良いです。例えば、リビングの窓から出入りできるスペースに人工芝を敷いて、ドッグランスペースを作り、フェンスで囲ってそのスペースから外に出られないようにします。ドッグランの隅に水場を設けると、その水場で足を洗ったり、ペットの水のみ場にしたりできます。

フェンスの外側にガーデニングスペースを作れば、必要な水は、ドッグランスペースの水場からホースを使って使うことが出来ますし、ペットが自由に出入りできないので、花壇を荒らされることもありません。

小型犬のいるお宅や芝は雨が降った後、しばらくは水気が抜けないから抵抗があるという方は、ウッドデッキを敷いて遊ぶスペースにすることも出来ます。気候のよい季節は、日向ぼっこが出来ますので、愛犬も人間ものんびり過ごすことができます。

雨の日の運動スペースにしたいという方は、屋根をつけてサンルームにするということも出来ます。雨の日はもちろん、晴れた日でも自由に遊ぶことが出来ます。また、人間にとっては、雨の日の洗濯物を干す場所としても活用できるのが嬉しいです。

猫を飼っているお宅の場合は、木などの背の高い植物を植えたり、猫食用の草を植えたりして、花壇と遊ぶスペースを分けずに猫の居心地の良い空間を庭に作ってあげるとよいです。

まとめ

一戸建て住宅で、ペットと人間が一緒にずっと快適に暮らすためには、お互いに悪影響を与える環境を取り除くことです。そして、ペットの習性を理解し、それらができる環境を用意してあげることです。

ペット中心の家造りにする必要はありませんが、声に出して要望を言えない分、家族の一員としてどうすればペットが喜ぶかを考えてあげる必要があります。そうすることによって、ペットのストレスが減り、いたずらをすることもなくなり、人間も快適に暮らすことが出来るようになります。