一戸建てで後悔しない吹き抜けをつくるための注意点

最近では、そのデザイン性の高さや自由度から、スタイリッシュな家づくりには、吹き抜けデザインが欠かせなくなってきました。いざ新築一戸建て住宅に実際に住み始めてから、こんなはずではなかった、ここが盲点だったとは気が付かなかったなどということにならないよう、しっかりと注意点について事前に確認し、後悔のない家づくりを目指していただければと思います。

 

一戸建てだからといってただ吹き抜けにするのはNG

どうしても、念願の新築一戸建て住宅では、憧れの設備やデザインをたくさん取り入れてしまいがちになってしまいます。そこで気を付けていただきたいのは、自分で設計する一戸建てだからといって、ただリビングルームを吹き抜けにするという、流行にのったデザインは禁物。

何となくのデザインには、毎日の生活の中でひしひしと実感することになる、たくさんの盲点が潜んでいるもの。あらかじめ、吹き抜けデザインにおける注意点をきちんと知っておくことで、より良い家づくりをすることができるはずです。

 

とくに注意したいキッチンまわりの吹き抜け

開放的だから、スタイリッシュな空間が演出できるからという理由で、一戸建て住宅に憧れの吹き抜けデザインを希望される方も多くいらっしゃいます。しかし、どこの部屋にそのデザインを取り入れるか、そしてどのように取り入れるかがとても重要になってくることをご存知でしょうか。

とくに、気を付けたいのは、毎日の食事で使うことになるキッチンまわりにデザインを取り入れる場合。縦に広く空間が開いている吹き抜けの家では、構造上、自然と料理の際の音や臭いが広がっていってしまいます。

それを防ぐためには、キッチンの仕切り・壁・床などの材質、換気扇・窓・料理をする場所の配置に工夫が必要になりますので、注意点として認識しておくと安心です。

 

その吹き抜け、来客時にも大丈夫?

壁や天井をつくらないことにより広い空間を確保することができるだけではなく、円滑でスマートな家族間のコミュニケーションを実現することができる良さも、吹き抜けのある一戸建てが持つ魅力。

しかし、ふとした来客がある際に家族のプライバシーが気になってしまったり、家族の生活リズムの違いによる物音がストレスとなってしまったりなどという問題も、デザインの時点で把握しておきたい注意点のひとつです。

プライバシーや質の良い睡眠を守るためにも、寝室などゆっくりくつろぐことを目的とする部屋には遮音効果のあるドアを採用したり、簡単に準備できるパーテーションなどを導入したりという方法で、事前に機能性を重視した設計を取り入れておくと安心かもしれません。

 

計算されたデザインの吹き抜けで素敵な一戸建てライフを!

少し前までは、日常的な掃除・メンテナンスの難しさ・冷暖房の非効率が、吹き抜けデザインを持つ一戸建ての注意点とされていました。

しかし、近年の建築技術の発達やデザインの多様性に伴い、最近ではそのような課題に対しての対処方法も選べるようになっており、メンテナンス用としてのキャットウォークの設置や機能性を持たせながらも通路や収納として利用できるスペースなどの採用による、スタイリッシュな課題解決方法も増えてきています。

一戸建て全体の断熱性能が上がったこともありますが、床暖房などによる設計の自由度の向上もありますし、計算された機能性を持つ吹き抜けを取り入れて、一歩上の家づくりを目指してみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

吹き抜けのある一戸建ての魅力は、何といっても、その独特の開放感や個性的なデザイン性にあるのではないでしょうか。いくつかの注意点を事前にしっかりと押さえておくことで、いざ入居後にもあれっ!?ということのない素敵な家づくりをすることができるはずです。

ぜひ、家族が理想とするデザインを形にするためにも、毎日の暮らしにおける実用性を意識したいろいろな視点からデザインを考え、家族の笑顔あふれる一戸建てライフを実現していただければと思います。