一戸建住宅のモデルルーム見学で押さえるべきポイントとは

モデルルームを見て住宅メーカーや住宅の雰囲気を決める人は多いでしょう。メーカーや外観デザイン、間取りが決まっていない時点では少しでも多くの住宅を見たいものです。

しかし家族が揃って出かけられる時間には限りがあり、効率よく見て回るには予備知識や事前準備が欠かせません。

また見学と言っても、ふらっと行って自由に見て帰るのではなく、営業マンの説明を聞きながら見るため最低でも1、2時間はかかります。小さな子供がいればなおさらスムーズには見て回れません。

そもそもモデルルーム見学はどのようにして行えば良いでしょうか。

モデルルームにはいつ行けばいい?

モデルルームはいく行くと良いでしょうか。もし注文住宅で建てると決めているなら、土地探しも自分で行う必要があります。モデルルームというと、住宅に特化した情報がたくさん入手できるイメージがあります。

親などから譲り受けた土地がある場合は別として、希望の土地を一から探すのは意外と大変な上、住宅購入と同時にローン契約もできないので書類の手続きも煩雑になります。また相談する先が住宅と土地とでバラバラになることを懸念する人も多くいます。

住宅展示場やモデルルームでは、実は土地取得に関する情報も得ることができます。ローンの知識や注文住宅の購入メリットなど、不動産やマイホーム購入に関する悩みや疑問を相談することもできるので、ぜひ土地を購入してからに限らず、これから土地を探すというタイミングでも相談に行ってみましょう。 

もし住宅メーカーの候補が決まっているなら、そこの営業マンに土地探しの相談をしてみましょう。土地探しも併せて請け負ってくれる場合もあります。住宅メーカーで土地を探してもらうメリットは、そこの住宅メーカーで購入する住宅に合わせた土地探しをしてくれることです。工法によっては用意した土地に、その住宅メーカーの住宅を建てられないケースもあり、地盤改良が必要になることもあるので注意が必要です。

事前準備をして見学当日を有効に活用しよう!

モデルルームを見に行く目的は人それぞれですが、全く予備知識の無い状態で行くのは効率が悪いので、事前に最低限の準備をしてから出かけるようにしましょう。

今はインターネットなどで各住宅メーカーも様々な情報を発信しています。各社の特徴や工法、外観デザインや標準仕様、オプションなど基本的な知識を得ることは比較的容易です。

もしいくつかの住宅メーカーに候補を絞っていて、どんな家を作りたいかという計画が何となく決まっているなら、予め希望のメーカーのパンフレットや資料を取り寄せておき、見たいモデルルームを予約してから行くとスムーズです。

こちらにある程度の基礎知識や予備知識があることで、営業マンから一から説明を聞く必要が無くなり、効率的に回ることができます。また予めパンフレットに目を通し、お目当ての住宅会社の特徴的な工法や外観などを知っていれば、見るべきポイントや整理する内容も分かります。

モデルルームでパンフレットをもらって、家に帰ってもう一度見直してみると、さらに疑問や知りたい点が出てくるものですが、事前に知りたいことや質問事項をピックアップできていると、効率的に話や打ち合わせが進むと同時に、営業マンの方もある程度精度の高い案件だと感じ、しっかりとした対応をしてもらいやすくなります。

まだマイホームを検討し始めたばかりで計画が具体的でないなら、イメージを固めるためにもとりあえず展示場やモデルルームへ足を運ぶのも良いでしょう。とりあえずどんなメーカーや住宅があるかを知る目的なら、まだ具体的には決まっていない旨を伝え、とりあえず見るだけにしたいことを伝えます。

快くゆっくりと見させてくれるはずなので、自分のこだわりを実現できそうなメーカーや工務店をじっくり探しましょう。

いずれの場合も、数ある住宅全てを見ることは時間的に不可能なので、マップなどを参考に見たい住宅を選定した方が良いでしょう。特に初めての住宅購入の場合は、初めて知る情報が多く2、3棟見た時点で、1棟目の住宅の内容は少しずつ忘れかけていくものです。

時間が許すのなら、一日3棟までと決めて、何回かに分けて見学に訪れてじっくり計画を練るのも良いでしょう。

忘れずにチェックしておきたいポイントはココ!

せっかく住宅見学に行くのなら、最大限に活用して理想のマイホーム検討のヒントにしましょう。いざ見学に訪れると、きれい内装やかわいい生活雑貨などのプロによるインテリアコーディネートに目を奪われ、テーマパークのようにただ楽しんでしまいがちです。

あくまでも冷静にマイホームとして実現できそうかどうかを見るようにします。そのために忘れずにチェックしてきたい点を、事前に頭に入れておきましょう。

モデルルームによって間取りや内装はそれぞれ異なり、どれも素敵に思えますが、もし注文住宅を検討しているなら、間取りや内装などはもう少し先に検討することもできます。

見学に行った際にぜひチェックしたいのは、その住宅メーカーならではの工法や性能、設備などです。例えば断熱などの省エネ性能や制震、免震などの地震に対する性能などは、それぞれのメーカーオリジナルの商品となっていることもあり、その会社の個性を表す部分でもあるので、チェックしておきます。

またリビングや水回りなどの住宅設備もじっくり見て、マイホーム作りのヒントにしましょう。リビングは広く見えても、ソファやテレビなどの大きな家具や調度品などを配置すると意外と狭くなります。また窓との位置関係も確認できると良いでしょう。

そのためにも今使っている家具の内、そのまま新居で使いたいものがある場合は、サイズを予め計っておくことで雰囲気がわかります。

他にもキッチンは、人気のアイランドキッチンや対面キッチンなど様々なタイプがありますが、理想を重視するあまり、実際に生活をする上での実用性や家事動線を軽視すると、入居してから後悔することになります。

形もL型、I型のキッチンなど、置きたいキッチン家電や洗面室やランドリールームなど、近くに配置したい設備との位置関係も考慮して、どんなキッチンが良いかをざっくりでも想像できると良いでしょう。

階段も意外と後から後悔することの多い設備なので、いろいろなタイプを見て検討すると良いでしょう。一般的なボックスタイプの階段が主流ですが、他にも螺旋階段やL字型に折れる折れ階段など、土地の広さや間取りに応じて様々な選択肢があります。最近ではリビングの中に階段を設けるリビングインも人気です。

いずれの設備、タイプにもメリット、デメリットの両面があります。重要なのは自分にとって、何がメリットでデメリットになり得るかを正確に把握することです。

これらは営業マンに聞いてみると、たくさんのヒントと情報が得られます。それぞれのメリットやデメリット、またデメリットをカバーする工夫やアイディアなども教えてくれるので、ぜひ営業マンにたくさん質問してみて下さい。

アンケートには答えるべき?

展示場やモデルルームを訪れると、営業マンからアンケートの記入を促されます。氏名や住所の記入箇所もあるため、記入すると後から営業電話や追客をされるのではないかと敬遠する人もいます。

アンケートの目的は住宅メーカー側の案件や情報収集以外に、記入内容から住宅購入意思の強さを量る目的が大きいようです。もし情報収集しつつも電話などをしてほしくない場合は、きちんと伝えることで理解してもらえます。

その住宅メーカーを本気で検討しているなら、アンケートもある程度きちんと記入し、営業マンから情報をもらいやすい状況を作っておきましょう。本当に迷っているなら、その旨を正直に伝えておくのも大切です。

ぜひ営業マンを味方につけ、効率よく情報収集をしましょう。

まとめ

モデルルームは理想のマイホーム作りのヒントの詰まった場所です。展示場などでは、子供向けのイベントやワークショップなども開催され、気軽に訪れることのできる場所になっているので、まずはふらっと出かけてみるのも良いでしょう。

しかし多くの情報に惑わされ、自分の重視したいポイントを見失うことのないよう、小さなことでも良いので何か目的を見つけて出かけるようにしましょう。