本当にあった一戸建ての庭にまつわるご近所トラブル

一戸建て住宅の場合、ご近所に隣接している庭に関するトラブルは少なくありません。音や匂いに関するトラブルは後を絶ちません。後々大きな問題に発展するケースもあります。家を購入したのならば、出来ることならば、トラブルを起こさずに円満なご近所付き合いをしたいものです。実際に起きたトラブルから、原因とその対処法を検証し、新生活において、問題が起きる前に回避することが出来ればベストです。

自宅の庭でトラブルが起きる原因とは

庭に関するトラブルの原因で一番多いのが、匂いに関するトラブルです。自分が排出する匂いには無頓着だけれど他人が排出する匂いに敏感だという人は少なくありません。朝の満員電車の中で、ほんの短い時間、他人の汗や頭皮の匂いが不快だと感じるのに、ずっと住み続ける隣家から排出される匂いに寛容な人は多くはいないと思います。

例えば、せっかく建てた一戸建てなので、家の中を禁煙にし、庭でタバコを吸っていて、隣家に煙が入ると苦情を言われたというケースがあります。その場合、面と向かって言われれば、謝罪して庭以外の場所で吸うということも出来るのですが、庭でタバコを吸うこと自体は悪いことではありませんので、なかなか面と向かってはいいにくいと考える人もいます。そして、隣家は、直接苦情を言うかわりに、タバコを吸うと家の中から大きな音を立てたり、大音量の音楽を流したりと嫌がらせをされたというものです。

両家どちらにも言い分があり、この問題を放置しておくと手の付けられない事態にまで発展するおそれがあります。警察は民事不介入なので、何か実際に事件が起きなければ対処の仕様がありません。しかし、実際に事件が起きてしまうと大変です。タバコが原因だと分かった時点で、庭で吸うのをやめるという対処をした一家は、その後、ぎこちないものの当たり障りのない近所付合いを継続できますが、原因が思い当たらない、思い当たってもやめようとしないなどのケースは、どちらも引くに引けなくなっていますので、その内嫌がらせがエスカレートしてきます。

ご近所トラブル、もう一つの大きな原因は、音に関するトラブルです。ピアノの音、お子さんの騒ぐ声、ペットの鳴き声など様々な音に関することで問題が起きることもあります。生活音は、お互い様とはいえ、一時になってしまうと、その音に敏感に反応してしまうのが、人間の心情です。予め音に関する問題が起きることを予測されるのならば、引越しのご挨拶のときに、一言、「ピアノを何時から何時まで毎日練習させるので、音が聞こえるかもしれません。」などと先に予告しておくと、大きなトラブルにまで発展することはないのかもしれません。

こんな隣人にはどう対処する?ご近所トラブルに巻き込まれないために

トラブルの原因につながることを行っている場合は、近隣に対する配慮が必要ですが、時に、まったくいわれのない苦情を受けることもあります。また隣人のトラブルに巻き込まれることもあります。

例えば、新築の一戸建を購入して、引越しをしたら、隣家の猫が庭に入ってきて、育てていた植物を荒らしたり、糞尿をそこかしこに撒き散らすという被害に遭った人がいます。集合住宅と違い、隣近所と一枚の壁を隔てているわけではないので、音漏れはしないと思っているお隣さんです。集合住宅の場合は、管理会社に苦情を言って、その原因となるお宅に注意してもらえますが、一戸建て住宅の場合は、何かあると直接言わなければなりません。

言い方を間違えるとトラブルになりますし、この先ずっと付き合っていかなければならないお隣さんです。揉めるよりは我慢したほうがよいと泣き寝入りする人も少なくありません。しかし我慢しているので、ストレスが溜まってしまいます。自治会や町内会に加入しているのならば、自治会長や町内会長に相談するという方法があります。

誰の苦情か名前を出さずにそれとなく注意してもらうことが出来れば、当事者がそのことに気がついていない場合は、緩和されることもあります。こういったことは第三者が間に入るのが問題解決の近道です。当事者同士の場合、そこに感情が入ってしまいがちです。感情が入るとどうしても売り言葉に買い言葉で問題がこじれてしまいます。なので、その問題とは全く関係のない人に間に入ってもらうことが大事です。それでも解決しないようならば、自治体に介入してもらうしかありません。まずは役所に相談しましょう。

一度問題が起きてしまっては、そこから当事者同士での解決は難しいですが、問題が起きる前に回避することは出来ます。当事者同士でも話がしやすい環境を整えるのです。難しいことはありません。通りですれ違ったら、挨拶をきちんとするというそれだけのことでよいのです。コミュニケーションが取れていれば、何か言われて感情的になったり、一方的に苦情をまくし立てるというようなことは起こりません。

理想の庭付き一戸建てのはずが

一戸建て住宅にすむのならば、庭付きにすみたいものですよね。色とりどりの花を植えた花壇や、植物を育てたり、子供が思いっきり遊べるスペースを作ったり、大型犬が走り回れる庭があれば理想です。

しかし、この庭が近隣トラブルの原因となることもあります。庭で友人を呼んでバーベキューをしていたら苦情を言われたり、ペットや子供の声がうるさいと苦情を言われたり、木の枝が隣家に入って勝手に木を切られたり、そういう経験をしている人も少なくありません。

逆の立場になると、天気の良い日に洗濯物を干していたら、何の予告もなく隣家でバーベキューが始まり、風にのって煙リが流れてきて、洗濯物に匂いがついたり、夜勤で日中寝ていたら、隣家の庭からペットの吠える声や、子供のはしゃぐ声で眠れなかったり、隣家から木の枝が伸びてきて、車の出し入れがしにくかったりすることがあるかもしれません。

都心などの敷地が狭い場合の方が、トラブルが起きる確立が高いです。庭にある程度広さがあると隣家からも離れている為に、音や匂いが届き難いからです。最近では、都心部に家を建てる場合、屋上に庭を作り、建物のスペースを広く確保する人も増えています。

屋上に庭を作るメリットは、何も遮るものがないので日当たりを確保できるということです。しかし駐車場を屋上に作ることは出来ないので、庭に駐車場スペースを確保する必要があるのと、子供やペットを大人の目の届かないところで遊ばせることが出来ないとういうデメリットもあります。が、ガーデニングをしたいのに広いスペースを確保したい人や、布団や洗濯物を干す場所を広く確保したいなどという人には、おすすめの屋上庭です。

まとめ

庭付き一戸建て住宅を購入した際に、巻き込まれがちな隣人トラブルを事前に回避して、快適な新築ライフを謳歌する為に、日頃から隣家とのコミュニケーションが大事になってきます。といっても大げさなことではなく、日頃の挨拶をきちんとするなど簡単なことでよいのです。

それでも起きてしまったトラブルには、直接対処しようとせずに第三者や第三機関を介入させて、冷静に、なるべく当事者同士で解決しないようにすることが、トラブルを大きくしない秘訣です。