一戸建てとマンションは購入するならどちらが安い

マンションよりも一戸建てのほうが、購入に関する初期費用は安いです。しかし、別途積立金や管理費が掛かるところもあります。そうするとトータル的に考えるとどちらを購入した方がお得なのでしょうか。セキュリティー面で安心なのはどちらでしょう。子供やペットのいる家庭だったらどちらの方がよいでしょうか。など金銭面や、実際に住んだときの生活環境、駐車場代などの月々の負担に関することを徹底的に検証してみました。

住むならどちら?マンションと一戸建てを徹底検証

お子さんや大型犬を飼っているご家庭ならば、庭付きの一戸建て住宅の方が、遊ぶスペースがとれます。都会のマンションの場合、お子さんを遊ばせる場所を探すのは難しいです。近所の公園にしても、大人がついていかないとなりません。その点、庭があれば、敷地内なので、家のことをしながら遊ばせることも出来ます。もちろん、庭が通りに面していない状態で、門を開けて子供が勝手に出て行かないように気をつける必要がありますが。

大型犬のいる家も、冬の寒い日に寝るときに玄関に入れても、日中は外で思い切り自由にさせたいと思う人が多いと思います。お散歩に行くのも、紐をつけて門から出るだけですみます。しかし、集合住宅の場合、ペット可の建物を選ぶ必要がありますし、共用部分では、抱っこが必須です。エレベーターに乗せなければなりませんし、お散歩に行くのにも一苦労です。

セキュリティーの面ではどうでしょうか。集合住宅の場合は、エントランスから入って、オートロックを解錠してエレベーターに乗ります。建物によっては、鍵に内蔵されているセンサーによって、その鍵を持っている階にしかエレベーターがとまらないというシステムもあります。エレベーターホールの前には、コンシェルジュがいて、住人以外の人が入ってきにくくなっているところもあります。しかし、コンシェルジュ付きのマンションは、一戸建てより安いとは言い難いです。また、管理人やコンシェルジュが常駐していないところでは、誰かがオートロックを解除していると、そのまま後からくっついて入ってくる危険性はあります。

一軒家の場合、セキュリティーは、自分で確保するしかありません。民間のセキュリティー会社のサービスを利用したり、防犯カメラ付の自動電光センサーを玄関前につけるなど、自分で工夫するしかありません。しかし、隣近所と日頃から仲良くして、地域一体となって不審者がその地域に入りにくくする環境を作ることは出来ます。

コスパがよいのはマンション?従来の常識を覆す新常識

新築マンションを購入しても、毎月管理費や積立修繕費という支払いが生じます。一戸建ては、そういった費用が掛からない代わりに、修繕は全て自己負担しなければなりません。一度立てられた建物は、永久的に同じというわけではありません。雨や風にさらされたり、長い時間が経つにつれ建物が老朽化したりします。海の近くだと潮の被害も発生します。

なので、建物は十数年に一度手を入れて大規模修繕をする必要があります。マンションは集めた積立金を利用しますので住民に大きな負担はありませんが、一軒家だと十数年に一度高額な費用が掛かってしまうというのがこれまでの常識でした。

しかし、今、戸建て住宅の新しいサービスを展開している会社があります。月々の管理費は掛かりますが、その管理費も高額ではなく、マンションの管理費と比べると破格です。それを月々支払っていると、定期点検を行ってくれます。修理が必要な箇所は、その都度修理していると、料金は少額で済みます。また、生活しているうえでのトラブルに対応してくれるサービスもあります。そういったサービスを利用すれば、トータル的に考えて、戸建てのほうが全体的に掛かる費用が安い可能性があります。

新築物件として購入した建物であっても、十年、二十年住んだときに建築ブームになって、直ぐ隣に高層の建物が建てられて陽が当たらなくなってしまったということはよく耳にします。その場合、ずっと住んでいる場所だからとそこに住み続ける人と、新たに住む場所を探す人がいます。築10年以上経ってしまった物件は、戸建ての物件は売れにくいです。

戸建ての物件は、どうしても売るにしても、賃貸物件として貸すにしても、集合住宅よりも高くなってしまうからです。なので、買い手や借り手がつきにくくなってしまうのです。そういった将来起こりえるかもしれないリスクに備えることも重要です。予め建物が建っている地域ならば、あとから高層の建物が建つということもありません。周りが空き地や駐車場のところは、要注意物件ともいえます。

新築で購入する一戸建てとマンションのメリットデメリット

新築の場合は、マンションでも間取りを自由にすることができます。購入時期によっては、できない場合もありますが、ほとんどの場合、売りに出されるのは内装が決まる前なので、水周りを除き好きな間取りできます。ただし、中に階段を作ってメゾネットタイプにしたいという場合は、上下の2部屋を購入す売る必要がありますが。

車を所持している場合は、駐車場を借りる必要があります。総世帯数に対して、駐車場の数は限られているので、早い者勝ちです。確保できなければ、近隣の空き駐車場を借りる必要があります。建物内にある駐車場ならば、雨の日も濡れずに車まで行けますが、屋外の場合や、建物から離れた場合、敷地外の場合は、車まで行くのが大変です。

一方、戸建て住宅の場合は、駐車場スペースは自分で確保できますので、半地下にしてガレージを作ったり、屋根付きの駐車ペースにしたりと使いが手の良い駐車スペースを作ることができます。駐車場を借りる料金を払わなくてすみます。

庭に物置を設置することも可能です。滅多に使わないけれど1年に1度使うものや、いつか使うかもしれないものなどをしまっておけるスペースを確保できます。マンションの場合でも建物内にトランクルームがあるところもありますが、併設されていない場合や利用者でいっぱいで空いていない場合は、外にトランクルームを借りる必用があります。

ここまでは、一戸建て住宅の方がメリットが多いように思われますが、同じ広さならば圧倒的に一軒家を建てたり、購入したりする方が高いです。しかも門から玄関まですぐという家が多いです。通りに面している家がほとんどなので、通りから窓が見えてしまいます。

高層階に住む場合は、外から覗かれる心配はありません。周囲に同じような高さの建物がない場合は遮るものがないので遠くまで見渡せます。南向きのベランダがあれば、洗濯物を外に干すことも出来ます。ただし、建物の景観を損ねるという理由で、都心などはベランダに洗濯物や布団を干せないところもあります。

エントランスまで前庭のある建物もあります。そういうところは、関係者以外の人がむやみに立ち入れないようになっています。警備員や管理人、コンシェルジュが常駐しているところは安全です。

まとめ

住宅を新築で購入するにあたって、高いか安いかでいえば、マンションの方が安いですが、その高い、安いは購入するにあたり、あまり重要視されていないポイントのように思われます。

それよりも、生活していくうえでのそれぞれのメリット、デメリットを考慮し、最終的には、住む側の生活環境を踏まえた上で、一戸建て住宅にするのかそうでないのかを選ぶという考え方の方が長く住めるでしょう。

あとは、住宅は住む人とのご縁です。将来は絶対に一戸建てがいいと思っていても、何気なく行ったモデルルームに惹かれてその建物に住むということもありえない話ではありません。