明るいリビングにする一戸建て住宅のレイアウト

リビングの主役といえば、ソファとテレビではないでしょうか。テレビは置かないという家庭もあるでしょうが、座れる椅子やテーブルは、置いたほうが人が集まるのではないでしょうか。ソファとテーブル若しくはテレビの置き方によって、部屋の印象が変わります。テレビを壁際に置くのか、部屋の仕切りとしておくのか、ソファを対面に置くのか、サイドに置くのか様々な置き方があります。明るい印象の置き方を検証していきます。

朝日の入るリビングで、爽やかな明るい朝を過ごす家

一戸建て住宅でも、マンションでも睡眠時以外に、家の中で家族が長い時間一緒に過ごす場所が、リビングではないでしょうか。家造りや部屋のレイアウトでも、過ごしやすい明るいリビングを心がけている人はたくさんいます。

例えば、お子さんが小さいご家庭では、子供部屋でなく、リビングで宿題をやるというご家庭もあると思います。お母さんが料理をしながらでも、子供の分からない問題を解くヒントを与えてあげたり、集中力が散漫にならないかを注意深く見守ってあげられるというよい点があります。おやつを食べたり、食後の家族間のレクレーションを行うのもこの部屋です。

居心地の悪い部屋はどのようなものがあるでしょうか。住む人の好みにもよりますが、例えば散らかった部屋が落ち着かないという人もいると思います。テーブルの上には、物が乱雑に置かれていて、どこに何があるのかがよく分からなかったり、床に物が散乱していて、歩くたびに何かを踏んでしまうような部屋は、長時間居たいと思うでしょうか。床に物があるため、掃除機がかけられていないのは、一目瞭然です。

また、カーテンが開けられないので、一日中締め切っていて暗い部屋は、居心地がよいとはいえません。電気をつけていても、陽が当たる部屋とは違います。窓際に背の高い家具が配置されている部屋も同様です。せめて朝くらいは、カーテンを開けて、太陽の光を部屋に取り入れたいものです。

そうなると、リビングダイニングの窓が東側もしくは南側に位置していた方が、朝日は入ります。朝起きで、ドアを開けて朝日が入ってきている部屋を見るのは、気持ちの良いものです。これが逆に寝室が東側や南側に面していた場合、冬はよいですが、夏は明るくなるのが早いですので、雨戸がないと太陽の光が窓からカーテン越しに入ってきて、眩しくて目が冷めてしまいます。

最初から間取りが決まっているマンションでしたら仕方ありませんが、一戸建てで注文住宅の場合は、間取りも自分で選べるので、居心地のよい部屋にすることは可能です。

床の素材と壁の色で作る明るいリビング

明るさを作るのは、太陽の光だけではありません。床の色も大きく影響します。床の色が黒に近いダークブラウンだったり、グレーのカーペットだったりすると、それだけで明るいという感じが失われます。もちろんダークブラウンの床は落ち着いていて好みだという人も多くいます。なので、ダークブラウンを床に選んだときは、明るい色のラグマットを敷くなどして、部屋全体が暗くなりすぎないように気をつけましょう。

壁の色も同様です。一般的には、壁紙の色は白が一番人気ですが、中には壁に色をつける人もいます。例えば、北向きの部屋など陽があまり入らない部屋には、暖色系の色を用いると明るくなります。また温かみも演出できます。反対に、西向きなど暑苦しさが拭えない場合には、淡い寒色系の色を入れると涼しさを演出し、部屋全体が広く見えます。

横ストライプ柄は、部屋を広く見せる効果がありますが、使用する色は、寒色系か暖色系かに統一した方がよいです。あまりカラフルにしてしまうと部屋全体がゴチャゴチャしてみえるからです。

一戸建住宅を建てる場合は、マンションを購入するときよりも間取りは自由に配置出来ますが、中には南側に道路があったり、背の高い建物があったり、隣家から丸見えだったりといった事情で、思うように配置できない場合もあります。その場合は、理想よりも、実際に暮らしたときの頃を想像して、部屋の配置を考えた方がよいでしょう。

家具の色は、床や壁に合わせたほうがよいです。ダーク系の床には、落ち着いた色合いの家具か、明るい色の家具は合いますが、原色の家具は似合いません。明るい色の床には、明るい色の家具が合います。またダーク系の色合いで背の高い家具が多いと圧迫感があります。実際よりも部屋が狭く感じられます。

このように、リビングの位置、間取りに合わせた床や壁の色を選ぶことで、明るく広い居心地のよい空間にすることが出来ます。

一戸建て、新築ならばレイアウトはお好みで作る明るいお部屋

一戸建てで注文住宅を建てるのならば、リビングの形も自由に配置することが出来ます。例えば、アイランド型のキッチンと一緒にして広めにするとか、キッチンは独立して調理中の油や匂いが部屋に飛ばないようにする設計にするとか、ダイニングテーブルを置くスペース狭くとって、ソファなどを置くスペースを正方形にするとか、自由にデザインできます。

キッチンとの境の壁をどこにつくるかを決めると広さが決まってきます。壁を作ると空間が閉ざされているので、来客時にもプライベートが保たれます。キッチンなどあまり人に見られたくない場合は、壁を作る方がよいです。来客時に手料理を振舞う際は、調理時の匂いや油が来客の服に付く心配がありません。また、冷暖房の効果も壁があったほうが効きやすいです。

一方、壁を作らないと開放感があります。キッチン側にも窓を作れば、光が二面から差すので明るくなります。料理しながらでも、家族と会話が出来ます。キッチンが独立していると調理中は、家族が何をしているのか分かり辛いので、小さなお子さんがいるご家庭は、壁がない方がお子さんが何をしているのかが分かって、安心できます。しかし、小さいお子さんが簡単に調理中のキッチンに入ってきてしまうという危険な点ももあります。

両方のいいところをとって、普段は開放型ですが、来客時や、調理中のみ、間にロールスクリーンを下ろすなどして、隔離するという手もあります。その場合は、天井にロールスクリーンを取り付ける必要があるので、設計の段階から頭に入れておいたほうがよいでしょう。

明るい感じにするのも、落ち着いた雰囲気にするのも自由自在です。二階建て以上にする場合は、リビングを吹き抜けにするとより開放感があります。しかし、その分、二階以上の階がそのスペースを部屋にすることが出来ないので、部屋数は少なくなってしまいます。大家族には向かない構造です。

まとめ

家の中心と言っても過言ではないリビングルームですが、一戸建て住宅を建てる際には、予めどのような雰囲気にしたいのかを決め手から設計すると理想に近い部屋になります。実際に住んでみて気に入らないからといっても簡単にリフォームすることは出来ません。

明るい、居心地のよい空間は、誰もがそこで過ごしたがり、自然と家族が集まってきます。一家団欒には欠かせない存在です。床の色、壁紙の色、家具の色や配置に気を遣って、居心地のよい空間を完成させましょう。